おうちに使えるカラーあれこれ  -その2- 暖色と寒色

これから秋に向かって朝晩少し寒くなっていって、だんだん暖かいものが恋しくなる季節になります。今回はすぐに役立つ暖色と寒色のお話です。

少し寒さを感じ始めると、暖房機器も恋しくなります。暖房からイメージする、炎の色の赤やオレンジは暖色系です。逆に、夏になると使う扇風機や冷房機器は、青や水色の寒色系です。目で見た暖かさだけでなく、実際に赤い部屋と青い部屋で過ごした場合には、体感温度が3度も違うといわれています。ですからこれからの時期、お部屋のカーテンやテーブルクロス小物を暖色にするだけで、暖房費の節約にもつながりますし心も温かくなりますね。

また暖色は、時間が長く感じられます。リビングのように家族が集まる場所は、アイボリーやオフホワイトの壁、アクセントにオレンジ系の小物で揃えるのがオススメです。心を癒す観葉植物を置くと、さらに居心地がよくなります。その点、寒色系は気持ちが落ち着きますので、寝室や勉強部屋に適しています。壁をライトブルーやベイジュにすると創造力も広がります。そこに好きな物を置くともっと好きなお部屋になります。もちろん寒色系は時間を短く感じさせますので、仕事や宿題があっという間に終わった気持ちにさせます。

また赤い色と青い色を遠くで見てみると、青の方が遠くに感じられませんか。

車の距離感でいくと7メートルくらい違うといわれています。そこで、これをお部屋作りに利用すると、狭い部屋の場合は、寒色でまとめた方が広く見えると言う事です。もし、狭さに困っている方がいらっしゃったら、ブルー系でまとめてはいかがでしょうか。

暖色と寒色。
2つの特徴を上手にいかして、お部屋造りをしてみてはいかがでしょうか。