クリナップ 35年愛され続けた「クリンレディ」
システムキッチン「STEDIA(ステディア)」へ
このコーナーでは、くらしを支えるお水や空気に関する新商品や定番の商品、また展示場の情報などメーカーさんや問屋さんからの情報をお伝えします。
みなさんもテレビコマーシャルや広告で、毎日のように目にするように。今、台所、お風呂、トイレなどの水まわりやクーラーや換気扇や空気清浄器などの空気まわりには、実にいろいろな商品や情報がメーカーさんから出されています。その数は、私たちのような専門家でも見逃してしまうくらい多くなっています。
そこで、数ある新商品や定番の商品の中で、あなたの気になるものが見つかれば!ふ~ん、こんな商品があるんだと知ってもらえれば!と願いながらご提供します。
もし、ご質問やご感想があれば。お問合せフォーム まで
ご一報を頂ければ、ご返信を送らせて頂きます。
では、ゆったりとしたお気持ちで、お読みくださいませ。
◇クリナップ システムキッチン「STEDIA(ステディア)」
みなさん、こんにちは!
突然ですが、
「日本で最初にシステムキッチンを発売した会社」を知っていますか?
・・・
答えは、現在の住宅設備機器メーカーであるクリナップさんです。
今回はタイトルからもわかる通り、業界大手のクリナップさんが、
主力製品「クリンレディ」の後継として昨年、新たに発売したシステムキッチン「STEDIA(ステディア)」についてせまろうと思います。※「クリンレディ」は廃盤となりました。
◎「クリンレディ」から何が変わったの?
クリンレディは1983年に発売以降、一回も名前が変わらず
「クリナップ史上最も販売期間の長いシステムキッチン」でした。
で、今回なんと35年越しにモデルチェンジしたんですね!
ここまで長く続いたブランドにも関わらず、新規ブランドを一から立ち上げるっていうのが
専業メーカーであるクリナップさんのスゴイところだと思います。
そこで、やっぱり気になる点は、
「クリンレディとステディアってどこが違うの?」ってところですよね。
メーカーいわく、
ステディアはクリンレディの高い機能性は確保しつつLDK空間に
なじむようデザイン性を向上させたシステムキッチン。
と謳(うた)っています。
どうやら最近の趣向の多様化で機能性はもちろん、デザインの追求に力を入れているみたいです。
でも、それじゃあ変わったのはデザインだけなのでしょうか?
↓「クリンレディ」からの主な変更点がこちらです。
・扉カラー 38色
・取手の種類が5種類
・ワークトップに流れ模様「コーリアン」が追加
・流レールシンクにアクリストン(人口大理石)製が登場
・フロアキャビネット収納はツールポケットを標準搭載
うーん、パッと見ただけでは何がどう変わったのかよく分かりませんね…
① キッチンの印象を決める扉柄は5クラス38色に、選べる取手の種類が↑
雰囲気をカタチ作る扉面は、色数が減っても「クリンレディ」の時より
バリエーション豊かに進化し、カフェスタイル風やシンプルデザイン、
アンティーク調など、よりエレガントでオシャレなものが増えました。
さらに、対応可能な取手の種類も増えたことで、キッチンをより自分好みの
居心地の良い空間にすることができます。
なるほど、選べる色数自体は減りましたか…残念
といっても、それこそ気にならないくらいインテリアに馴染みやすいデザインが増えた印象です。地味にポイントなのは取手の種類も3→5種に増えた点、より組み合わせの幅がひろがるので○。
② ワークトップは選べる3種、流レールシンクにも人工大理石製が追加
ワークトップは「クリンレディ」のステンレスとアクリストンに加えて、新たにコーリアン®が
選べるようになりました。
「ワークトップって何?」と思うかもしれないですけど、みなさんが普段使っている
キッチンを想像しながら下図をご覧いただきたい。
↑の通り、ワークトップとは赤い丸の部分ですね。
私たちが調理や下ごしらえなどの作業をするカウンター(天板)のことです。
料理をするときには、ずーっと目につくので個人的には一番重視したいところです。
ステンレスは言わずもがな、アクリストンがクリナップ独自の人工大理石に対し、コーリアン®は
米国デュポン社ブランドの人工大理石になります。
アクリストン : クリナップ独自 コーリアン : 独特の流れ模様
また、引き続き「流レールシンク」を採用。従来はステンレス製のみでしたが、
アクリストン(人工大理石)製も追加したことで機能面を損なわずに選択可能です。
ただし、流レールシンクは手前勾配(てまえこうばい)なんで水の勢いが強すぎると、
はね返りの水量も普通のシンクより多いんで気を付けないといけませんけどね。
(出来れば水はね防止みたいなのもお願いします、クリナップさん…)
特筆すべき点は、
人工大理石 ワークトップ+人工大理石 流レールシンク という組み合わせが可能に
なったところですか、もちろんステンレスもオススメですよ!※筆者はステンレス派(笑)
③ うきうきポケット廃止でツールポケットが標準に
これが一番の変更点です。
従来、クリンレディのシンク引き出しは「うきうきポケット」(引き出すと手元までポケットが浮き上がる)というのがオプションで付けられたのですが、逆にその仕組みのせいで収納スペースがイマイチだったんですよね。
ステディアはその点、半開閉するだけでラクラク取り出せる大容量ツールポケットが標準装備
になりました。
ステディアの特長はざっとこんな感じです!
なるほど、こんなふうに変わってたのか。
デザイン性だけじゃなく、クリンレディのいいところは
受け継ぎ、さらに使いやすく進化してるんじゃないでしょうか。
~台所とバーゲンは主婦の戦場~
台所は主婦(主夫)のみなさんにとって、いわば「戦場」です。
朝も夜も(場合によっては昼も)調理や下ごしらえのために立ちますよね。
少しでも居心地の良い空間の第一歩として、キッチン回りは考える余地があるかもしれません。
ただし、システムキッチンを含めて、お台所のリフォームをお考えの際は、
一つだけ、注意していただきたいことがあります。
それは、ただ単に「新しいシステムキッチンにすれば良い」というわけにはいかない、
という点です。
仮に、バーゲンのようにどこよりも安く!なおかつ新しいシステムキッチンを
素早く取り付けてくれる!といわれたらどうですか?
家計のことを考える主婦(主夫)からすると、とってもお得で魅力的だと思いますよね。
だけども、キッチンの床下にある水道管や排水管まで、十分に調べることをせずに
キッチンを新しくしたのは良いけれど、しばらくして古くなった水道管や排水管から
水が漏れて使えなくなったとか。
また、主に背の高い方がお使いになるのに、カサ上げをせずに新しいキッチンを
そのまま取り付けてしまい、立ち仕事が続きやすい調理や洗い物が、
以前の古いモノよりやりづらく疲れるようになった・・・などなど。
残念ながら、このような事態に陥(おちい)ってしまうケースは少なからずあります。
もし、今回ご紹介したステディアなど、新しくシステムキッチンをご検討される場合には、ぜひこういった点に注意されて、
水道や排水などの水回り工事の経験が豊富な、お使いになる状況
まで考えてくれる会社とご相談してみて下さい。
詳細は https://cleanup.jp/kitchen/stedia/ まで
ぜひ、ご自身の目でお確かめを頂いて。
ご質問やご感想は お問合せフォーム までお寄せ下さい。