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3代目社長のつぶやき

仕事で思うこと

ホームページを一新しました!
-その3-キャリアの方・ベテランの方へ

今回の私たちの会社で一新したホームページは、
新卒の方や第二新卒の方たちに向けたメッセージがたくさんありますが。

キャリアを積んだ方、ベテランの方たちにも見てもらいたいとも願っています。

今回はそんなキャリアアップを目指してきた方、
社会や業界や勤め先でベテランという立場の方に。

私の考えていることをお伝えしたいと願っています。

まず最初に、私自身のキャリアを少しお話させて下さい。

私が祖父から父親へと続く会社を継いで、
設備業界に身を置こうと決めたのは17才の時でした。

その父親の経営する会社の現場で工事を行う職人として、
大学から帰省するたびにバイトを始めたのが20才の頃。

ベテランの職人さんたちに交じって、足手まといになりながら。
配管や材料加工や器具付けなどさせてもらっていました。

その後、東京の同業者の会社さんに就職。

お茶の水の大学校舎、葛西の集合住宅、銀座のオフィスビルなど。
施工管理の仕事をカジりながら、丁稚奉公をしていました。

※今でも東京に行って、自分が手がけた建物がまだ当時の
※面影のまま建っていると。懐かしい気持ちと共にその頃
※の苦労や良かったことなどいろいろ思い出します。

そんな時、創業者であった祖父の死去と
父親の右腕だった方の体調不良をうけて。

父親の会社に入ったのが40年近く前のことです。

こうして設備業界に身を置いて40年以上が過ぎ、
数年前に還暦を過ぎましたので。

同業者の誰から見てもベテランと呼ばれる年代となっています。

この間、設備業界しかキャリアがないベテランゆえに。
自分なりに、深く幅広く様々な経験をして来たつもりです。

あたり前ですがツライ、困った、失敗したなどと思ったことも、
良かった、正解だったなどと思ったことも数多くあります。

それでも、おもしろいもので。

恐らく、多くのキャリアを積んだ方やベテランの方も。
同じようなご経験や感覚があるのではと思うのですが。

イヤだったな、失敗したな、しんどかったなという出来事でも。
あの時はというか、時間や経験を積み重ねる中で薄れていく。

さらにむしろ良かった、あの時の出来事や思いや経験があるからこそ。
今の自分がいる、と思えることがあるとも私は感じています。

結果、自信やまわりからの信頼や期待につながって。
キャリアとして一つの財産になっといるとも思うのです。

そう。

今の苦労や努力は、次の糧。
今のくやし涙は、次のうれし涙。
今の失敗の経験は、次の成功の土台。

このように私は考えています。

もちろんムリして、心身共に捻挫や骨折など大ケガ、
または病気になって健康にまで害を及ぼすような経験は。

誰でも、絶対に避けなければいけません。

ただ、時には。
自分の壁や自分を守ってるガードレールの向こう側に踏み出して。

今までの自分の世界の外側に行ってみると。

壁の先にある見たことのない素晴らしい景色。
ガードレールの外にある大きく広がる海。

これは決して夢物語でなく。
現実に存在していると私は実感してきました。

このような一歩だけ足を踏み出してみる勇気。
またちょっと冒険してみようと思う心は。

若い時にも必要でしょうが、
むしろキャリを積んだ経験者やベテランとなった今だからこそ。

若い時以上に必要なのではないでしょうか。

もし私たちの会社で「ひと花、咲かせてみたい!」と思うあなた。
私たちの仕事の考え方や取り組み方に賛成を頂けたあなた。

私たちの会社は、そんなあなたを心より歓迎します。