今年も、もう１２月。
歳を重ねる度に、
１年が短く感じるのは私だけでしょうか。
今年はコロナ対策と経済活動の両立、
さらにウクライナの戦争や物価高などあって。
変化が大きい１年だったように感じています。
さらにコロナが始まった３年ほど前から、
急速に時代が変わるようになったとも思っているのですが。
このような変化が早く大きい時には、
同時に何か新しいものが生まれたり広がったり。
たとえば仕事ならＤＸ化、Ｗｅｂ会議、ＩＯＴなど。
一気にデジタル化が進んできていると実感しています。
デジタルといえば、忘れたことを知りたい、調べたい時には。
今は当たり前のように、ネット検索することが多いと思います。
一昔前なら辞典を調べていました。
国語や漢字やことわざや英語の辞典、百科事典など。
ページをめくりながら一つ一つ調べたものです。
それに対してネット検索は、
素早く簡単に調べられます。
辞典とは比べものにならないくらい、
短い時間で多くの情報が手に入ります。
手間がかからずコスパ(コストパフォーマンス)が良いとも言えるでしょう。
ただネット検索は、私の個人的な感覚ですが。
知ったことや調べたことが学びや気づき、つまり身につくか？といえば。
なかなか難しい気がしています。
考えてみれば。
人は素早く簡単に手に入るもの、いつでもどこでもできるようなことは。
素早く簡単に忘れたり、捨てたり。
いつかやれば、どこかで手にすれば、それで良いと思うものです。
結果として記憶に残りづらく、
学びや気づきも生まれづらいのではないでしょうか。
反対に手間や時間をかけたもの、
つまり努力して手に入れたことは。
人はなかなか忘れない、捨てないものです。
多くの方が経験していると思いますが。
努力や手間や時間をかけたものは、印象や記憶にも残りやすい。
もし結果としてうまくいかなくても。
さらに工夫を重ねたり、時間をかけてやってみたり。
手にするまで努力することもあると思います。
私たちの仕事、勉強やスポーツも、料理や趣味や遊びも。
大きく言えば人生も。
手間と時間をかけ努力することで、奥行きや深みや厚みをつくれる。
このように私は思うのですが、いかがでしょうか。
もちろん、
素早く簡単でコスパが良いことも大事です。
ただ。手間と時間をかけるべきことには、
かけることも大切だと思うのです。
コスパ ＶＳ 手間ひま・時間をかける
場面や場合によって、
上手に使い分けるよう心がけるのが良いのではないでしょうか。