コロナが5類に移行して2ヶ月半ほど。
人の移動や集まりが増えたと思います。
私のまわりでも、たとえば東京の超有名ホテルでの会議と懇親会が復活したり。
地方都市の大きな会場やホテルで全国規模の会議や懇親会があったり。
中央官庁で200名規模の表彰式典があったりしています。
一方、ご存じのようにコロナは今も変わらず存在し続けています。行動制限があって、みんで息を潜めて生活していた時より、拡大しているとか、危険だという話も時おり目にします。
つまり今の状況は、これまでと変わっていないと言ってもよいでしょう。
そう。過去からの状況そのものは、何も変わらないけれど。コロナに対する考え方や接し方が変わったことで、私たちは動き出しているわけでして。
過去に起きたことは変わらず。
現在もそのままだけど。
とらえ方や考え方を変えれば、
人は現在も未来も変えられる。
という一つの例がコロナではないかと私は思っています。
時間の流れは戻らず、過去から未来へ進むだけの一方通行です。
だから過去に起きたこと、今、目の前で起きている現在のことは、いくら変えたくても変えようがありません。
ただ。とらえ方や考え方は変えられる。
同じ絵でも、額縁を変えてみる。
すると。過去に対する見え方、考え方やとらえ方が変わる。結果として。
昔に起きたこと、あの時はイヤで辛かったけど。今、改めて思えば、あの時のことがあったから。今は助かっている、今の成長した自分があるなど。このように考えた経験が、大なり小なり多くの方にあるのではないでしょうか。
もちろん、コロナをはじめ取り返しのつかない過去の出来事も存在します。
打ちのめされ、どうしようもない気持ちになることも、同じように大なり小なり多くの方にあると思います。
それでも今を生き、未来を生きるため。
過去をどうとらえれば、どう受けとめればより良いか・・・。
過去という絵の額縁を変えて、もう一度眺めてみるというアプローチは、一つの手法、取り組み方のヒントとしてお役に立つかもしれませんね。