Column Column

3代目社長のつぶやき

仕事で思うこと

現状を変えるには
シンプルに3つ

本日から、私たちの会社では新年度・73期が始まりました。

今年1月、創業103年目。株式会社となってから今月73年目。

このように創業100年を越えて。
また会社となってから70年を越えて。
おかげさまで続けて来られたのも。

多くの方々に支えて頂いたからこそ。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

ところで。私たちの会社のような新年度とか。新学期、またお正月で新年を迎えるタイミングで。

〇〇を始めたい、〇〇がうまくなりたい、〇〇が出来るようになりたいなど。
チャレンジしたい、今の状況や現状を変えたいと思うことはないでしょうか。

そのような時は。

見て(観察)、考えて(分析)、どうすれば良いか決める(判断)
この3つのステップに分けて始めてみると、うまくいくと思います。

これは多くの方がご存じの家具製造販売のニトリさんという会社。
その方針「観分判(かんぶんはん):観察・分析・判断」という言葉からヒントを得ました。

とてもシンプルな考え方ですが、実は誰でも日常的に行っていることだと思います。

たとえば。冷蔵庫に冷たいパスタを作った時に使い残した麺、昨夜のサラダの残り、少ししなびかけたレタス、刻んだ玉ねぎやキュウリ、スライスしたトマトがあったとします。これでかんたんにサッと出来るお昼ご飯を作ろうとしたとします。

シンプルなのは、野菜と麺を混ぜドレッシングとあえたパスタサラダ。もし他に納豆があれば、パスタと納豆に味付けのりを散らしてゴマ油を少々、後はしょう油で味を調えて混ぜるカンタン和風パスタと残り野菜のサラダになるかもしれません。

もうお気づきのことと思いますが、考えてみればこれも。

冷蔵庫に何があるか見て(観察)
どんな料理が出来るか考えて(分析)
どんな料理にするか決める(判断)

この3つのステップを行っています。

もちろん、大きなテーマや問題や課題となれば。観察はより深い視野で、分析はより広い発想で、判断はより高い視点で行なうことも必要になるでしょう。また時には一人でなく、チームで行なうほど規模の大きなものもあると思います。

ただ、テーマや問題や課題の大きさや深さが変わっても。観察して、分析して、より良い判断をする。

この3つのステップは変わらないのではないでしょうか。

さらに、別の角度から見れば。もし現状を変えたい、何かつくり上げたい、新しものを生み出したいと思いながら。なかなか進まない、望むような結果にならない、失敗してしまうなど。このような場合は観察・分析・判断のどこか1つ。または2つ、それとも3つのステップすべてで食い違いや不十分な点など、何かしらの原因があると考えることも出来ると思います。

料理も、ビジネスも、プライベートも、シンプル・イズ・ベスト。

一昔前なら、レット・イット・ビー。ビートルズのように「あるがまま」に。
今の時代は、同じ「あるがまま」でもアナ雪のようにレット・イット・ゴー。

シンプルに観察・分析・判断の3つのプロセスを行えば。
良い結果につながると思いましたが、あなたはどう思われますか。