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3代目社長のつぶやき

言葉から思うこと

大切なのは 今の一呼吸

以前から本やネットで目にしていましたが。
坂村真民(さかむら しんみん)さんという詩人の方がいます。

大切なのは かつてでもなく
これからでもない
一呼吸 一呼吸の 今である

という彼の詩が偶然、目に留まりました。

その上で改めて、なぜこの言葉が響いたのか?と考えると。

たとえば同じような言葉でも、
ストン!と心に落ちる方もいれば。

うん?何かピンと来ないな、
と思う方がいることはよくある話です。

また同じ人でも、いつもなら冗談で受け流せるような言葉でも。
落ち込んでたり、体調が悪かったりする時には心が傷つきます。

この詩との出会いが「今」であったように。
まさに瞬間の「一呼吸」であったように。

心にスゥーと言葉が入った。

恐らく別のタイミングで、この言葉に触れても。
ここで「つぶやく」ことはしなかったのでは?と思いました。

言葉にはこのような特徴というか、
誰かに伝えたくなるようなパワーがある気がしますが。

つい最近、昨年9月に書き残していたテレビドラマのセリフ。

大抵のことは腹いっぱい食べて寝ればどうにかなる

という言葉をこれもまた偶然、目にしました。

正直、なんでこの言葉を書き留めていたのか?
今となってはよく思い出せないしはっきり覚えていません。

ただ。読み返した時、食べ物にもまた。
体だけでなく、心にもパワーもたらす力があると。

改めて思ったと同時に、今度はこのセリフから。
地元の経営者の先輩が会食の中で話していたこと。

どこへ行くか、何をして過ごすか、何を食べるか、でなく
誰と行くか、誰と過ごすか、誰と食べるか、が大切

という言葉をふと思い出しました。

これは、私たちの会社の100周年記念の新聞広告にも記載して。
またホームページの「創業100年を越えて」にも書いていますが。

私たちの会社は「何を」食べるか よリ
「誰と、どんな風に」食べるかの方が大事だと考えます

という考えたと同じで、まさに我が意を得たり!という言葉でした。

言葉には伝えたくなるパワーの他に、人と人のご縁と同じように。
言葉と言葉が結ぶつながり、それが新たな大きなパワーを生む、と。

私は思いましたが、みなさんはどう思われますか。