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3代目社長のつぶやき

言葉から思うこと

モノにしたい!なら【part1】

最初にお伝えしておきたいのですが。

物事は結果がすべて。失敗や負けに学びも意味もなく得るものなどない、と。

このように考えている方には、たぶんおそらく。ここから先、もしお読み続けて頂いても。

申し訳ございませんが・・・。
参考になりそうな話ではありません。

一方。物事を進める、何か行動する、何かを身につけ自分のモノにする時には。

成功や勝利など良い結果は
約束されてないが

その道のりでの成長は
確実に約束されている

と思う方には、参考になると思います。

結論を先に述べれば、仕事や趣味など。
ビジネスでも、プライベートでも。

〇〇を身に付けたい!モノにしたい!
なら
自ら成長する道を探って、
進むことが大事

という話をしていきたいと思っているのです。

そこで今回は、人の成長を促す流れを示した3段階「守破離(しゅはり)」を取り上げて。

私なりの考えをお伝えしていきます。

この「守破離」とは能楽を大成した観阿弥の息子であり、弟子の世阿弥の「風姿花伝」という本にある言葉です。

600年以上前から今日まで、芸道や武道やビジネスなど多岐にわたり、成長する、何かを身に付ける道筋を端的に示した名言として語り継がれてきました。

簡単にいうと。
「守破離」それぞれの段階は。

最初の「守」とは基本の型や手法など、
学び守ること。

基本の能力・技能を学び、
鍛えて身に付ける段階です。

次の「破」とは学んだ基本を破って、
現場や実践の場で応用すること。

実情や現実に合わせ、組み合わせたり、
改善したりする段階です。

そして「離」とは応用から離れること。

守と破の段階を基に創意工夫して、
自分なりの独自性を追う段階です。

以前、臨床心理士の方から。

「守破離」の前に「師」を付けて
正確には「師守破離」が道筋

という話を耳にしたことがありました。

入口である「師」の段階、師匠や手本を選ぶ段階で間違えれば、後に大きな痛手となる。

なるほど。たしかに師匠や手本が悪ければ悪い基本が身につき、それを守り、
応用して、自分独自に発展させても。

悪いものが身につき、それを繰り返して。
悪い癖が自分の身に染みつくでしょう。

【part2へ続く】