【part1から続く】
ビジネスやプライベートの趣味、大きく言えば生き方で。私には今でも何人か師というか、背中を追う憧れの人がいます。
他の方から見れば。悪い癖がつく師と言われたり、間違った師を選んだと指摘されたりするかもしれませんが。
私にとって師と仰ぐ人は。他の人にとって、必ずしも良き師や手本ではないこともあると思います。
なぜなら何を手本と信じ誰を師とするかは自由。人それぞれ、好みも価値観が違うのも当然。またその時々の自分の心身の状況によって、師を選ぶ基準が変わる場合もあるからです。加えて、結果にこだわり続け過ぎてしまうと。成長が止まり、逆に結果が出ないのと同様に。良き師や手本を選ぶことにこだわり過ぎれば、いつまで経っても思い悩むばかりで前へ進めなくなるでしょう。
もちろん誰でも良い結果が欲しいと願います。成功したい!失敗したくない!とも思います。同じように、より良い師匠を見つけたい。もっと良い手本はないか探し続けるのは自然なこと、特に前向きな人ほど。このような願望が大きいかもしれません。
しかし。薬も過ぎれば毒になると言いますが。スポーツの世界でトレーニングのやり過ぎで調子を落とす、筋肉がつき過ぎてフォームを崩すなどして。
その結果、競技が続けられなくなる。
これと同じように師や手本を選びに、こだわり過ぎれば。
いつまで経っても思い悩むばかりで、前へ進めなくなる。
そこで。師を選ぶ上で大切なポイント。昔から「モノは試し」と言ったもので。
師の教えをまず試して守ってみる。このように考えることだと思うのです。
実は。自己成長、自ら成長できるような方は素直に取組む特徴があるとも言われています。
同時に、今の時代。
見分け困難なフェイクニュースが飛びかい、高齢な方や若い方にも詐欺被害が頻発する。
情報のリテラシーがすごく大事といわれ、師や手本選びも難しいともいえそうです。
大抵のフェイクや詐欺は心の余裕がない時、余裕を持たせないように仕向けて来るもの。
必ず人の心や体の弱み、不安、焦りなど。心のスキに付け入る特徴が見え隠れします。
師を選び教えを守る時は心を落ち着け、
即決して試さず、たとえば一晩考えて。
熱を冷まし、翌日の朝、顔を洗って。
すでに信頼している人に相談するなど。
ある程度の時間をかけることも大事。
チャンスの女神には前髪しかないとの話は迷信で、長い後ろ髪があります。
このような考え方を大事にすれば。
きっと良き師に出会ることでしょう。